2021/3/5更新
特別料金不要の一般車として日本で初めて冷房を完備した名鉄5500系。
スカーレット一色だった彼らは、2003年に残る2両3編成すべて各々の復刻塗装を纏うこととなりました。編成の出場毎に団体イベント列車をこなした後はSR2として運用され、中でも碧南・弥富急行はSR2+2の運用。5500系のリバイバルカラー同士が運用されると沿線は賑わいました。
惜別運用を行った3400系とは対照的で、引退が近づいているにもかかわらず、いつもと変わらぬ姿で淡々と普段の運用をこなしていたのが印象的でした。この2日後のダイヤ改正前日、727レから犬山へ運用をこなした後、他の5500系とともに臨回にて布袋へ向かいました。
復刻5500シリーズで一番初めに塗装変更された5517F。
ライトピンクにダークマルーンのツートンカラー、1959年の登場時のものである。
茶色いツートンカラーの車体は露出を困らせますが、黄色い急行板との対比がよく似合っていました。
今は3401、8803号車とともに舞木検車場構内にて前面のみ保存されています。