1134F 〜事故廃車となったパノラマスーパー〜

2021/1/17記事更新

先日の1131F廃車により消滅した1030系ですが、当時は1131〜1134Fの4編成が存在していました。その中でも一足先に廃車となった最終増備車である1134F。

2002年9月、名鉄名古屋本線奥田〜大里の踏切でおきた乗用車との衝突脱線事故により、6両編成の豊橋方2両（1134と1184）は衝突による変形で修復不可能とされ、事故後から一年以上たった2003年12月に名電築港に廃車回送されました。

(▼名鉄電車の墓場、名電築港の記事はこちら)

2003/12/3の深夜に舞木を出発し神宮前で小休止後、金山折り返しで翌日12/4の早朝に大江まで回送されました。この時、名鉄線内を牽引を担当したのは豊方がデキ401・岐方がデキ402。当該編成を挟んだプッシュプル編成で回送されました。大江到着後しばらくそのまま留置の後、14時前から入れ替え開始。

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⚫︎2003年12月3日　DLに牽引され、名電築港へ向かう1134と1184

・15：10頃に名古屋臨海鉄道のND55-29が大江に到着、連結作業開始。

・15：20頃にND牽引で当該編成が東名古屋港に現れました。

　舞木検車場に留置されているときはビニールシートが覆われたままだった当該車両。今回の廃車回送時にはそのビニールシートも外され、脱線の衝撃で無残に変形した先頭車が露わに…

15：30頃、NDにより名電築港の解体線に移されました。

当時、一番末っ子のパノラマスーパーでしたが、同系列初の廃車となりました。

一方、残った岐阜方の一般車は1380系として舞木工場内で改造され、2003年10月に1384Fとして復活しました。

(▼1380系の記事はこちら)

(▼オリジナル塗装の最後のパノラマスーパーの記事はこちら)

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