名鉄三河線、猿投〜西中金(8.6㎞)は当初電化区間でしたが、1985年から合理化による電化廃止が行われ、非電化によるレールバスによる運用が始まりました。
しかし2004年3月、赤字のため路線自体が廃止になってしまいました。
西中金より北部の足助まで延伸する計画があったそうですが、太平洋戦争の開戦などにより未成線に終わったようです。
1999年には東海豪雨により三河広瀬〜枝下で路盤流出が起こり、あわやそのまま廃線かもと囁かれましたが、地元の方の協力もあり僅か2ヶ月で復旧をしました。しかし廃線の話は消えることはありませんでした…
廃線後も海線(碧南〜吉良吉田)とは違い、駅や橋梁などの鉄道施設はあまり撤去されず当時の面影が残っているようです。廃線になってから足を運ぶ機会がなくなっていますが、また再訪したいところです。
名鉄の支線、廃線 下巻(尾張・美濃編) (1960年代~90年代の思い出アルバム)