当時、JR東日本のEF81は赤一色(貨物色)、流星付き(北斗星色)、カシオペア色、レインボー色(EF8195のみ)、の4種類のカラーリングが運用されていました。
彼らの主な運用としては北斗星、カシオペアなどの旅客運用の他、JR貨物に委託される形で常磐線や武蔵野線、高崎線の貨物運用がありました。
しかし、貨物運用につくのは専らカシオペア色以外の赤い機関車。
カシオペアは別格というJR東のポリシーなのか、決して貨物運用にカシオペア色が就く事はありませんでした。
しかし2010年5月、ついに動きが。
寝台特急カシオペアと北斗星牽引機がEF81からEF510へと交代しました。 それにより活躍の場を失ったカシオペア専用機であるEF81-79.92.99 (89号機は故障により既に廃車) の3両は、それまで頑なに入らなかった貨物運用に次々とつき始めました。
花形運用から一転、時代の流れで交代を余儀なくされた優等機関車。前面を泥だらけにしながら貨物を引く姿は、哀しいという思いより逞しくも思えました。
(▼EF81安中貨物の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/03/05/153212
(▼代走!青森釜カシオペアの記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/02/03/071341