(2024/11/8: 記事追加)
近年において事故復旧車1380系や中間車から改造された5600系など、名鉄のお家芸ともいえる先頭車化改造。一昔前、あのパノラマカーの中間車からも先頭車化改造が行われた過去があります。
パノラマカーの中間車として新製された9次車のモ7050形7100番台。
従来片開きだった乗降ドアを広げて両開きとし、ラッシュ時の乗降混雑の緩和を図りました。
しかしパノラマカーの編成再編に伴い7101.7104号車は先頭車化、7100系として1編成が誕生しました。
改造に際しては新製中であった6000系に準じた先頭部となり、下部には6000系後期車(6048〜6051F)および6500系1次車(6501〜6504F)で採用された標識灯が設置されました。
当初は4両編成でしたが、数年で2連化。2001年の三河線ワンマン化に伴い、自動放送・デッドマン装置などの設置工事が施工され、7700系8編成と共通で運用されていました。
三河線では7700系と共通運用のため殆ど行き先板使用でした。
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/07/18/142444
(▲7700系の本線運用の記事はこちら)
会えたら幸運とはいえ、三河線の玄関口である知立へいけば、意外と見かけることができました。しかし、三河線運用から一度抜け出すと沿線はファンの姿で賑わいました。
リバイバルカラーの5500系が現れた際には、この異端形式7100系との組み合わせも話題になりました。
(▼なかなか見られなかった、5500系+7100系の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2022/06/16/022111
そんな異端車7101Fもパノラマカー全廃の翌年の2009年、7713Fとともに名電築港に回送されその役目を終えました。
【7101F 車両変遷】
1975年 7000系9次車として登場
1984年 7101・7104が先頭車へ改造
出場後、4両編成で他のSR車とともに運用 (7101-7102-7103-7104)
1986年 7100系2両編成となる (7101-7104)
2001年 三河線ワンマン化改造
2004年頃 英字幕化
2009年 廃車
グリーンマックス Nゲージ 名鉄7700系 (7709+7715編成)4両編成セット (動力付き) 31567 鉄道模型 電車