⚫︎2015年4月30日 雪山バックに水鏡、最高のロケーションの中を189系が通過!
友人に誘われ一路大糸線へ。 狙いは あさま色の189系。ムーンライト信州などの運用をこなし、被写体的には当時そんなに珍しくなかった。
大糸線は元から風光明媚な撮影地が多いが、4月末は大糸線沿線は田んぼに水が入り、一帯が水鏡になる。そんな話で数日前に盛り上がった。
現地2時着。
久々の車中泊は、 4月末だが夜明け前はかなりの寒さ。暗いながらも、遠くに雪の被った山々が確認できる。風は水鏡の大敵。時折吹くものの、現時点でそんなに強くはなさそう。
午前5時を回った頃、逆方向からやってきた189系ムーンライト信州。しかし狙うはこれの折り返しの回送。
まだ薄暗い中、慎重に両数と構図を合わせテールライトを見送った。
やがて日の出が始まると、そこには雄大な景色が広がり始めた。残雪の残る北アルプスに、延々と続く水の入った田園…
露出が刻々と上がる中、折り返してきた列車のヘッドライトが見えた。
快晴と無風のコンディションの中、ファインダーにはアルプスバックの189系が上下に映る… 最高の水鏡。
回送幕は残念だが、そのマイナスを覆すほどのロケーションだ。
…あれから9年。
そろそろ沿線の田んぼに水が入るこんな時期に水鏡のことを考えていたなぁと、めっきり撮るものが減ってしまったGWにこの記事を書いている。