名鉄は運用は複雑ですが、魅力の一つ。増結・分割も至る所で行われるため、営業列車だけでなく回送列車も同じように興味深い運用がありました。
以前、異種併結による回送を紹介しましたが、同種併結でも面白い運用がありました。
(▼異種併結回送の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/03/02/233509
2002年〜2003年頃、新岐阜〜新一宮間で1800系8連(2両×4編成)、通称「ブツ8」を使用した回送列車があり、当時の名鉄ファンの間で注目を集めました。理由として真偽は不明ですが、茶所検車区が狭くて留置できないとか、人身事故などの突発的な運用変更により特急増結車が足りなくなるのを防ぐため…との話を聞きました。
この回送列車の運転時刻は、休日が新岐阜11:06〜新一宮11:20頃で平日は3分ほど繰り下がって運転するようでした。
運用は平・休日ダイヤともにありましたが、組成の仕方が異なっていたようです。
休日は新岐阜にて特急運用を終え解放された1800系と、茶所からやってきた2+2+2両を豊方に連結し8両に。
平日は同じく特急から解放した岐方2両と茶所からの2+2両、竹鼻線運用を終えた2両を連結して8両が組成されていました。
新一宮到着後は休日の場合は、岐方4両は21時23分、豊方4両は21時53分頃
平日の場合は、岐方4両は13時17分、豊方4両は14時47分頃に新岐阜へ回送されたようです。
しかし、時には3重連の場合もありました。当時は2003年6月7日(土)、翌8日(日)で調査しましたが、なぜかに8日は出庫が重連、本運用が3重連でした。たまたまなのか、土・日で両数が異なったのか、今となっては詳細は不明です。
そんな回送もいつの間にやら消えてしまいましたが、1850系は廃車になり1800系は新塗装になったものの、まだまだ実現の可能性はあるかもしれませんね。
【1800系×3 (6連)】
【1800系×4 (8連)】