名鉄通勤車では珍しい3両編成という特異な組成だった旧3300系。車体は新製されましたが、床下機器は先代のAL車から引き継いだお古のもの。そのため、広見線、小牧線、築港線の普通運用で限定的に活躍していました。
(▼旧3300系の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/03/06/011024
しかし平日朝の運用では、少数ながらも珍運用がありました。
先にも述べましたが、旧3300系はそのほとんどが普通運用でした。しかし、犬山始発御嵩行き1本だけ「急行」運用が存在しました。「急行御嵩」行きですが、新可児から普通に変更だったようです。
また、1990年代後半までは犬山〜(各)新岐阜の各務原線運用がありましたが、晩年は小牧線・広見線・築港線が主体でした。しかし平日早朝に一本だけ犬山線を走る、新鵜沼始発の御嵩行きが存在しました。
新鵜沼駅は2002年に新たに4・5番線ができましたが、旧3300系とのコラボも珍しいのではないでしょうか。
晩年を迎えた旧3300系は、さよなら運転が告知されヘッドマークを付けて走行。2003年3月26日に旧上飯田にて式典が行われましたが、その裏で3301F+3302Fの6両で舞木に廃車回送されました。