のりつぐブログ

鉄道(主に名鉄),航空機に関するブログです。過去の記事も更新しますので,良ければ見返してみてください ✌︎('ω'✌︎ )

名鉄3300系 〜最後の本線AL車〜

(2024/9/2:記事・写真追加)

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2003年3月15日 HMを掲出した3304F

 

 名鉄通勤車では珍しく3両編成だった3300系(二代目)。3301〜3304Fの4編成が存在しました。

 電連はなく単独での運用を前提としており、築港線小牧線などの支線で活躍がメインで、たまに車両交換で本線を回送で爆走する姿も見られました。

 また番号の振り方も特徴的で、ト方 3301-3351-2301 キ方と、旧型車のような割振りでした。

 

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築港線の主だった3300系

 

 当時、本線唯一の吊り掛け駆動車だった旧3300系。車体外観は6000系列に似せて新造されていますが、床下機器は旧型車の3900系列から受け継ぎました。同じ時期に同じようなコンセプトで瀬戸線で導入された6750系一次車も旧型車の床下機器を流用しており、デザインも瓜二つでした。

 3300系の台車は編成内でも統一されておらず、下記のようになっていました。

 

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⚫︎FS107台車。3300形-3350形は、3850系(モ3850形)、3900系(モ3900形・モ3950形)から譲り受けた。

 

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⚫︎2301形は、3900系(ク2900形・サ2950形)から譲り受けたFS13を履いていた。

 

 車体は6000系列と新しいものの、床下がAL車ということや汎用性の低い3両編成ということもありもあり長くは活躍できませんでした。2002年に名鉄300系および名市交7000形がデビューし、上飯田線の(現)上飯田平安通まで開通の目途が立つと徐々に活躍の場が失われました。

 

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2003年3月26日 上飯田駅でのセレモニーのため、特別なHMをつけた3304F

 

 そして、2003年3月の上飯田線開業前の小牧線広見線にてさよなら運転が行われ、3300系は地上の(旧)上飯田駅の歴史とともに幕を閉じました。

 

(▼ 地上時代の上飯田駅の記事はこちら)

https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/12/09/183736

 

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2003年4月21日 3301F+3352。4両ずつにされて築港に送られ、解体された。

 

 運用を外れた3301〜3304Fはその後廃車となりましたが、LED標識灯は再利用され、元々2灯式だった6501〜6504Fの標識灯と交換され、活躍しています。台車は他社へ譲渡されたようです。

(▼名鉄6500系標識灯の記事はこちら)

https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/07/30/212811

 

 

廃車の際は、4両編成へ組み替えが行われ、

①3300-3350-3350-2300

②3300-2300+3300-2300

の2パターンに分けられ、名電築港まで廃車回送されました。

 

(▼名鉄3300系の珍運用はこちら)

https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/12/08/234906

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2003年3月に行われた、さよなら運転のチラシ