いまや名鉄300系と名市交7000形の独壇場である名鉄小牧線。その見慣れた行き先である「平安通」。しかし以前の小牧線は長らく「上飯田」が終点でした。
2003年3月27日から名古屋市営地下鉄と相互乗り入れを行う形で平安通まで開通した小牧線。この上飯田連絡線(上飯田〜平安通)の開通により、当時地上駅であった(旧)上飯田は地下に移設となりました。
遡ること2002年春、上飯田連絡線開通を見据えワンマン運転機能を備えた名鉄初のステンレス車300系(311F~318F)8編成、名市交7000形(7101H~7102H)2編成が新製され運用を開始(名市交7000形は2003年3月27日から)。小牧線はそれらの20m4扉車と従来の鋼鉄車(旧3300系や6Rなど)の18m車と共存する線区となりました。
上飯田連絡線は味鋺からすぐ地下に入るため、開通により地上線である味鋺〜(旧)上飯田は廃止となりました。わずか一区間ですが、庄内川、矢田川を渡る鉄橋が存在しました。新製された300系たちも上飯田線開通までの約1年間、地上駅時代の(旧)上飯田に乗り入れていました。旧駅は1面2線島式の4両ホームで、その南側に改札口がありました。
上飯田連絡線の開通を控えた2003年3月26日、旧3300系の引退と共に(旧)上飯田はその機能を地下ホームに移し、ワンマン運転化により運用も名鉄300系と名市交7000形に統一されました。行き先もほとんどが終点の上飯田から平安通となりました。(上飯田行きは始発・終電では未だ存在するようです。)
現在、旧上飯田駅はその建物自体は残っているものの、ホーム跡地は駐車場になっているようです。
(▼旧3300系の記事はこちら) https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/03/06/011024
(▼300系布袋留置時の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/02/06/022719