2004年3月31日をもって廃線となった三河線末端区間。今回の記事は碧南〜吉良吉田の通称「海線」について。
(▼猿投〜西中金「山線」の記事はこちら)
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/04/20/164059
猿投〜西中金の「山線」との違いは幾つかありますが、個人的な思い入れのあるものを…
海線はその名の如く比較的海沿いにあるため、川幅の広い河口付近で長い鉄橋がいくつも点在。中でも矢作川橋梁は長く車窓からも外からも見応え十分で、撮影スポットとしても有名でした。私も何度か足を運びましたが、中々の見応えでした。
しかし老朽化が進み、存続の話がでた時に橋梁掛け替えに莫大な費用がかかることから、廃止を後押ししてしまうという皮肉な結果となってしまったようです。
1985年に電車からレールバス運行になった山線から遅れること5年、1990年に海線もレールバスが導入されました。
先の矢作川橋梁もそうですが、電化区間の名残りである架線柱もそのまま残っているところが多く、これも海線の特徴でした。
また運用的には、日中はほぼ機織り運用ですが、平日朝のラッシュ時間帯には三河平坂での交換がありました。当時の名鉄でも少なくなりつつあったタブレット交換が見られました。
廃止されて早くも17年。
山線と違い路線の遺構はあまり残っていないと聞きますが、時間ができたら再訪したいものです。
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2020/06/13/124322
https://noritugu2.hatenablog.com/entry/2019/03/16/203025