●2005年12月23日 国鉄型が堂々たる長編成で上京する姿は圧巻だった。
私が上京してきた2005年、常磐線快速線を占めていたのはほとんどがこの電車、 「茨電」の愛称で親しまれていた415系である。
前面の行先表示幕は常に白目を向いており、お登りさんな私には、行先不明の謎の車両だった。
しかしこの車両、大きなヘッドライトをもつ「デカメ」から強化型前面形状(アンチクライマー) 、また編成においては、検査の関係で白編成の間に銀が差し込まれることもあり、幅広いバリエーションが楽しめた。
運用は基本7+4、増結時は7+4+4の15両編成となる。
●2006年3月11日 常磐線の名所、偕楽園を行く415系。水戸方に幌を付けていた。
しかし、2005年からのE531系の導入によって淘汰され、2007年3月17日をもってJR東日本の415系鋼鉄車(白編成)はあっという間に姿を消した。
私がJR東日本の車両置き換えのスピードに恐怖する最初の出来事となった。
●2006年1月8日 有名撮影地だったトリフジを行く415系。
ちなみに写真のK918編成は元K820編成で2005年7月に中間にステンレス車体唯一のクロスシート、 サハ411-1701を組込んで他編成との鑑別が容易になり、注目される編成の一つだった。