2005年1月に引退した、8800系「パノラマDX」。正面に列車愛称板を備える本線特急としてのパイオニアで、後に1000/1200系や1600系の「パノラマsuper」と続くことになりました。
そのパノラマDXの愛称板について、当時から仲間内で車両により差異があるとの話になり、数年前TLでも話題に上がっておりました。
大きな違いとしては「DX」の文字に白抜きが入っているものがいる、とのこと。
そこで2004〜2005年のさよならマークがつく以前の引退間近までの、それぞれの先頭車のヘッドマークをチェックしてみました。
8801号(8801F) ●ベタ塗り文字 ⬜︎灰ゴム
8802号(8801F) ●ベタ塗り文字 ⬜︎灰ゴム
8803号(8803F) ○白抜き文字 ⬜︎灰ゴム
8804号(8803F) ○白抜き文字 ◾️黒ゴム
8805号(8805F) ●ベタ塗り文字 ⬜︎灰ゴム
※スカート破損以前と変わらず
8806号(8805F) ○白抜き文字 ◾️黒ゴム
8807号(8807F) ●ベタ塗り文字 ⬜︎灰ゴム
8808号(8807F) ●ベタ塗り ⬜︎灰ゴム
さて、オリジナルの板はどれなんだ…問題。
白抜き文字は8803F(8803.8804).8806で若干赤みがかかった文字。
ベタ塗りは紺色の文字で8801F(8801.8802).8805.8807F(8807.8808)。
Hゴムは8804.8806のみ黒ゴム。他は灰色ゴム。
8807号車に至っては何だか切り絵を貼り付けたような自作感があります。事故などで割れてしまい、職員が作り直した可能性も…
また名鉄資料館にもヘッドマークが存在しましたが、現在は名鉄グランドホテルの「ルーム8802」に移設されたようです。
この8802号のものと謳っている名鉄グランドホテルのものは8803Fなどと同じ白抜きのデザインですが、晩年の8802号の写真を見るとベタ塗り文字なので疑問が残ります。文字のバランスなどが異なる様で、レプリカの可能性も…
当時の広告や駅のソラリーに入っていたものなどから考えると、おそらく白抜きが公式?
以上、パノラマDX愛称板についてでした。